「本好きへの100の質問」に答える回
フォロワーさんがやってたのを見て、そういや昔やったなと思い久々に回答してみることにした。当時の回答なんか忘れたしね。
1. 本が好きな理由を教えてください。
自然に読んでるからあんまり理由は考えたことないなぁ。家に大量に積んであった本を勝手に読んで育ったから、一番そばにあった物だからってことになるかな。
2. 記憶に残っているなかで、最も幼い頃に読んだ本は?
シリーズで記憶してるのは「こどものとも」のどれか。単品で読んだ記憶があるのは「
『はーとのはっぱ かたばみ』。多分「かがくのとも」だったと思う。
3. はじめて自分のお小遣いで買った本を教えてください。また、その本を今でも持っていますか?
一人で書店に行って買ったのは『マーリン』シリーズだったかな。
実家に置いてあります。
4. 購読している雑誌はありますか?
定期購読しているものはないですね。
『現代短歌』は気になった号を購入してます。
5. 贔屓にしているWEBマガジンはありますか?
諸事情につきノーコメント。
6. 書籍関連のHPの、どんなところに注目しますか(書評や感想文等々)。
普段書店で買うからあんまり気にしたことが無いんですが、あらすじが一番気になるのでそこをしっかり書いてるものはよく読んでます。
7. 最近読んだ本のタイトルを教えてください
『深夜特急』を読み返してました。
8. ベストセラーは読む方ですか?
ジャンルにもよりますけど、エッセイとか紀行文のベストセラーはよく読みます。小説だとベストセラーかどうかを気にしたことはあんまりないかな。
9. 御贔屓は、どんなジャンルですか?
SF、ハイファンタジー、韻文、エッセイ。
10. あなたは活字中毒ですか?(それはどんな症状としてあらわれていますか)
完全に活字中毒ですね。説明書とか注意書きを見ると意味もなく読んでます。
11. 月に何冊くらい読みますか?
紙の本だと月4冊くらい。web小説は冊数にカウントしていいか微妙なんですけど、多分数十万字くらい読んでるか。
12. あなたは本の奥付をちゃんとチェックしますか? するとしたら、その理由は?
発行年と版数は毎回チェックしてます。
13. 文庫本の値段として「高い」と感じるのは幾らからですか?
1000円台からは若干高いかなぁと思う。でも最近はそこそこ分厚いのも多いから仕方ない面もあるかな。
14. 本は書店で買いますか、それとも図書館で借りますか。その理由は?
借りることが多いです。気になった物を全部買ってるとキリがないので。同じ本を何回も借り直すことが多いですが......。
15. あなたは「たくさん本を買うけど積ん読派」それとも「買った本はみんな目を通す派」のどちらでしょう?
積ん読は嘘だと思ってるので買った本はできる限り即座に読んでます。逆に言うと直近で読める時間が取れないと判断した場合は基本的に買いません。
16. 行き場に困ったとき、とりあえず書店に入ってしまう。そんなことはありますか?
書店が目に入ったらとりあえず入ってるから、むしろ書店が無くて困るときの方が多いかも。そういうときは公園とかで短歌を作ってます。
17. 馴染みの書店・図書館に、なにかひとこと。
読書スペースに日が入りまくるのでカーテン付けてください。
18. あなたは蔵書をどれくらい持っていますか。
最近大規模整理を敢行したから部屋にはほぼ置いてないかも。実家には本棚二つ分くらいあります。
19.自分の本棚について、簡単に説明してください(“小説が多く実用書が少ない”等々)。
高校時代に買った短歌と詩の本が多め。それ以外だと画集が多いかな。
20. 本棚は整理整頓されていますか。
ジャンルは最低限分けておかないとモヤモヤしますね。暇があると作者順で並べたりしてます。
21. 既に持っている本を、誤って買ってしまったことはありますか? その本のタイトルは。
ないですねぇ。
22. 気に入った本は、自分の手元に置かないと気が済まない?
借りて気に入った本をそのうち買うリストに放り込んでるんですけど、今のところそこから買ったことはないですね。そういうことです。
23. 本に関することで、悩んでいることは?
好きな作者の新刊が知らない内に出てることが増えた。
24. 速読派と熟読派、あなたはどちらに該当しますか。
速読派かなぁ。情報収集で読むときは時間をかけて読むけど、小説とかは結構サクサク読んでるかもしれない。
25. 本を読んでいて分からない言葉があったとき、意味を調べますか?
専門書は調べます。普通の本だとあんまりそれで躓いたことが無いから調べてないかな。
26. 本を読む場所で、お気に入りなのは?
ちょっと前は近場の喫茶がお気に入りでした。今は夜の公園で読んでます。
27. あなたは今、めったに読むことのない分厚い本を前にしています。ところでこの本「すごくおもしろい」という、いつもは信頼できる情報を得たはずなのに、最初の部分がやたらにつまらない。そんなときどうしますか?
手を付けたら取り合えず最後まで読みますね。
28. 本を読むときに、同時になにかすることはありますか?(例:お茶を飲む、おやつを食べる、音楽をかける)
これかけてます。
29. 読みかけの本にはさむ栞は、何を使っていますか?
友達に餞別で貰った金属の栞を使ってます。
30. ブックフェアのグッズを新たに誕生させることになりました。あなたが「これなら欲しい」と思うグッズを考えてください。
なんだろ。あんまりグッズに関心がないのでぱっと思いつかないですね。
31. 無人島に1冊だけ本を持っていけるとしたら、何を選びますか。
これは数年前に回答したのを覚えてるんですけど、当時から考えは変わってないですね。
32. 今、最も欲しい本のタイトルをどうぞ
なんだろ......特定の本が欲しいとかは今はないかなぁ。書店で表紙とタイトル見て決めるので。
33. 生涯の1冊、そんな存在の本はありますか? その本のタイトルは
今作ってます。
34. 何度も読み返してしまうような本はありますか? その本のタイトルは。
二年前辺りの自分の短歌をまとめた手帳が最近だと一番読み返してるかな。
35. おきにいりの作家ベスト5と、理由をお願いします。
作家というか半分詩人・歌人なんですけど。
ワーズワース/高校時代に一番読んで勉強した詩人。
萩原朔太郎/同じく。朔太郎の論理なしに日本の詩は語れないと思う。
李白/あの世界観と情緒の表現力は唯一無二。
田中芳樹/登場人物を殺して回る悪癖はあるけど、それを含めて好き。
36. 好きなシリーズ物はありますか?
「図書館の魔女」シリーズ。
37. 本を選ぶときのポイントを教えてください。
背表紙が6割、タイトルが4割。
38. 翻訳小説は、訳者にこだわる方ですか。
後から「こっちの方が良かったな」ってなることはあるけど、最初から特定の訳者さんで探すことはないですね。
39. 信頼できる書評家は誰ですか?
しいて言えば自分。
40. 絵本は好きですか? 好きな方は、好きな絵本のタイトルを教えてください。
あんまり読まないので好きとも嫌いとも。
41. 本は内容を先に読む方ですか、それとも、あとがきから読む方ですか?
あとがきは読了後のご褒美だと思ってるので内容から読みますね。
42. 読みたいのに読めない本はありますか? その理由は。
今はないかな。
43. ノンフィクション作品のおすすめを教えてください。
フェルマーの最終定理の本は面白かったですね。あとは高校球児に焦点を当てた本(タイトル忘れた)も好みでした。
44. あなたの好きな恋愛小説を教えてください。
読んでないのでない!
45. 泣けてしまった本を教えてください。
本で泣いたことはないかも。とりあえず今は思いつかないですね。
46. 読んでいるだけで、アドレナリンが分泌されてくるような本は?
怪談系の本を読むとドバドバ出てきますね。夜中に外に駆け出したくなります。
47. もう2度と読みたくない本は、ありますか?
ノーコメント。
48. 良くも悪くも「やられた!」と思った本はありますか?
色々考えたけど、フロムの『自由からの逃走』ですかね。「自由を求める」とはどういうことかっていう観点を突き崩された一冊。
49. 読む前と読後感が違っていた(食わず嫌いだった)本は?
悪食だから食わず嫌いだったってことはないかな......?これから出てくる可能性は勿論あるけど。
50. 子供にプレゼントしたい本のタイトルを教えてください。
どんな子かにもよるけど、『ホビットの冒険』、『アモス・ダラゴン』は鉄板。一緒に読むなら『おくのほそ道』かなぁ。
51. お気に入りの出版社と、その理由を教えてください
あんまり気にしたことないかも。特にないです。
52. それでは苦手な出版社は? その理由を教えてください。
同上。
53. この本で読書感想文を書いた、という記憶に残っている本はありますか? あれば、そのタイトルは?
小学生の時に『新耳袋』で書いて校内で賞をもらいました。提出前日に書いた適当な内容だったけど。
54. 装丁が気に入っている本を教えてください。
「うおーすげーー!!!」ってなったのは『雨の島』かな。
表紙見て買ったと言っても過言じゃない。
55. あなたは漫画が好きですか?
読んだ数はそこまで多くないけど好きです。
56. お気にいりの漫画家ベスト5と、好きな作品について教えてください。
うぇー、難しい。三人にさせてください。
57. サイン本を持っていますか?(タイトルと作家名は?)
「かいけつゾロリ」シリーズのどれかに原ゆたか先生のサインを貰ってて、今でも実家にあるはず。
58. 持っているのを自慢したい。そんな本はありますか?
本ってそういうものですかね?特にないです。
59. 東・西・南・北……漢字を選んで、浮かんだ本のタイトルを書いてください(実在する書名に限ります)。
『東京奇譚集』、『西の魔女が死んだ』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』はすぐ出てきたけど、南はあんまり思いつかないなぁ。
60. 短編小説集を買ったら、全部読みますか? それとも、その中から気に入った作品しか読みませんか?
全部読みます。
61. 憧れのキャラクターを教えてください。
憧れって言われるといないかなぁ。
62. 印象的な女性キャラクターを教えてください。
『図書館の魔女』のマツリカですかね。
63. 印象的な男性キャラクターを教えてください。
『銀河英雄伝説』のシェーンコップ。
64. 先生といえば?
『青い鳥』の村内先生。
65. 探偵といえば?
流石にホームズ。
66. ベストカップル、ベストコンビといえば?
67. 本に登場する場所で、行ってみたいと思うのは?
今はないですね。少し前は沖縄に行きたかったんですが去年行ったので。
68. 子供の出てくる作品といえば?
子供というか少年の出てくる作品をたくさん読んでるんでアレなんですけど、『アモス・ダラゴン』かなぁ。全巻通して成長過程を見るのが面白い。
69. 動物の出てくる作品といえば?
マンガだけど『動物のお医者さん』ですね。読んだのは随分昔だけど印象的。
70. これまで出会った中で、もっとも感情移入できたキャラクターは?
キャラクターに感情移入することはあんまりないんでいないですね。
71. 本の登場人物になれるとしたら、誰(何)になりたいですか?
いやぁ、なりたくないかな......ファンタジーの登場人物なんて殆ど人生ハードモードだし......。
72. 夢中になった作家、現在進行形で夢中な作家の名前を教えてください
昔は田中芳樹の作品をたくさん読んでました。今夢中かって言われるとなんとも。
73. 1日だけ作家になれるとしたら、誰になりますか。
なりたくないです(真顔)
74. 編集者になるとしたら、どの作家の担当になりたいですか?
前の質問より嫌だ!なりたくなさすぎる!!
75. 好きな作家に原稿を依頼するとしたら、どんな作品を希望しますか。作家名とジャンルを教えてください。
その人が書きたいもの書いたら面白いと思うんで、そういうことしなくていいと思うんです。
76.「あの作家に、これだけは言いたい」……ひとことどうぞ!
特定の誰かってよりも、ご存命の方には元気に続き書いてほしいなぁという気持ち。
77. 紙幣の肖像、私ならこの文豪を選ぶ!
最近はこういうのも気を使わないといけなくて大変そうすね。私は漱石でよかったと思うんですけど......。
78. 文章と作家のイメージが違っていた、そんなことはありますか?
むしろ文章と作家のイメージが一致することってそんなに多いですかね?
79. あなたにとって、詩人といえば。
李白。
80. 家族……この単語から連想した本のタイトルを書いてください(実在する書名に限ります)。
『平成大家族』
81. 本を捨てることに抵抗がありますか?
嵩張って仕方ないからこの前一通り手放したんですが、意外となんともなかったです。
82. これだけは許せない、そういう本の扱い方はありますか?
開いたまま逆さにして置くのだけは駄目ですね。
83.“活字離れ”について、どう思いますか?
本離れと活字離れは別だと思うんですよ。それをごちゃごちゃにして語る人が多いと思います。
84. 本を読まない人のことを、どう思いますか?
まぁ人には人の生活スタイルがあるんでね、なんとも思いませんよ。
85. とりあえず、本を持っていないと落ち着かない。そんな癖がありますか?
本というより手帳はないと落ち着かないかも。読むより書く方が手が早いかな。
86. 世界中で、本の出版が禁止されたら、どうしますか?
自分で作って自分で読みますよ、はい。
87. 青空文庫を利用したことがありますか?
週1くらいで使ってますね。
88. 電子図書館についてどう思いますか?
そもそも本に気軽に触れられない人のためにも重要な意味がある物だと思ってます。
89. 将来的に、本という存在は無くなると思いますか?
高級になりこそすれ、無くなることはないですよ。そこで集めるのを辞められないのが僕ら好事家でしょう?
90. 本が無くても生きていけると思いますか?
無理ですね。生きる意味がない。
91. この人の薦める本なら読んでみたい、そう思う有名人を教えてください。
知り合いの薦める本なら読むけど、有名人の推薦とかは気にしたことないですね。
92. 映像化してほしい本はありますか?
映像化されても見られる環境が今ないんですよね。
93. テレビ化・映画化で成功したと思う作品を教えてください。
そもそも見てないから語れないかな。
94. 本の中に再現したいと思う(実際に再現した)場面はありますか?
刀を振る場面を実際に木刀振って再現したりはしましたね。
95. あなたにはどうしても読みたい本があります。その本は既に絶版・品切。さあ、どうしますか?
古書店回ってたらいつか出会いますよ。
96. 本という存在に対して、文句はありますか?
そんなこと言えるほど偉くないのでね。ないです。
97. 心に残っている言葉・名台詞は?(原典も明記してください)
「救いはそれを求める人の心の中にいつもある。救われるべき者は手を伸ばさないと救われない。」(https://syosetu.org/novel/43606/36.html)
98. あなたにとって、本とおなじくらい蠱惑的なものは何ですか。
旅の空。
99. 出版業界にひとことどうぞ。
今後も頑張ってもらえるとありがたいです。こっちもできるだけ頑張ります。
100. つまるところ、あなたにとって本とは。
友達であり、先生であり、鏡でもあるもの。
うーん、まぁこんなもんかな?随分時間掛かったけど。
20時過ぎから雑談やるよ、の話
今日は(多分)スペースで雑談会をやる。いまのところフォロワー二人に声をかけていて、もしかすると他にも何人か増えるかもといった感じ。ここ数日、自分の思考を改めてまとめ直すことで歌集に向き合おうとしていて、その一環だ。
私の作るものの雰囲気と方向性は色々なものから影響を受けてこうなったわけだが、普段自分でもそれを意識しているかというと、必ずしもそんなことはない。だから人が普段どういうふうに創作に向き合っているかを考えることで、間接的に自分がどういう思考で作品を作り出しているかを捉えられる気がする。
幸い私は人に恵まれていて、色んな創作をやっている人に出会ってきた。自分がやらない、できない表現をやっている人と話すことは、時に読書や旅と同じくらい良い作用をもたらすことがある。今まで積み上げてきたものを直接ぶつけるチャンスがたくさん転がっているんだ。
だから私は積極的に自分が知らない場所、人のところにも踏み込んでいく。それで失敗したこともあるけど、それが無かったら今の私はいないだろう。それに、知らないままだったはずの物もたくさんあるはずだ。
結局、「今の自分にとって役に立つこと」だけを拾い集めていくのはジリ貧になる。全然自分とは関係ないことでも一回触れておけば、いつか一度くらいはその知識を使う場面が来るかもしれない。同じ世界にいる以上は、遠くてもなんだかんだ繋がりの一つくらいはあるんだから。
まぁそんなこんなで、今日は20時過ぎくらいからフォロワー二人を呼んで雑談をやる。まぁ呼んだ二人同士は初対面なのだが......なんとかなるだろ。うまいことやります。
もちろん、それ以外の人も大歓迎です。創作の話とか、色々交流できたらなぁと思っています。
ざつだん
ちょっと前に流行したインターネットデトックスじゃないが、「刺激的なもの」を受容することを減らすと体調がすこぶるよくなる。ゲーム、SNS、ショート動画を見る時間を外出して風に吹かれている時間に変えると、随分と元気になるのだ。
元々そんなに外出しないわけじゃなかったので、体感することはあんまりなかったのだが。去年は色々と忙しくて室内に籠りがちだった(体の問題もあるけど)から、散歩の効用を逆説的に実感することになった。
というのも、原稿作りが立て込んだのに加えて足を怪我してしばらく遠出ができなかったのだ。必然外出量は減ったし、なんなら日常生活にも若干支障をきたしていた。そこで改めて分かったのがバリアフリーのありがたさだ。
普段はエスカレーターの横の階段ばっかり使うし、無駄な遠回りをしてでも徒歩を選ぶ私だが、この時ばかりはバリアフリーのスロープやエスカレーターがとても素晴らしいものに感じたのをよく覚えている。
......今日なんの話をしようと思ってたんだっけ。前説を書いてたら本題を忘れてしまった。
最近ブログを書いてる時の話でもしようか。この前フォロワーとスペースをした時に少し喋ったのだが、正直私は記事を書くときに「こういう結論で落とそう」みたいなことは特に考えていない。何行か書くたびに改行しているのは、そのたびに次に書くことを考えているからだ。
今みたいに、自分の中で話が整理できていないのに言葉の方は出てくるから、文が先に走って行ってやりたかったことは特に覚えていない......みたいなことがよくある。まぁこれは性分みたいなもので仕方がないのだが。熱心なところと飽き性なところが同時に存在しているのが私、ということでもある。
おかげで、毎回どこかで話が脱線している。普段は多少見た目が整うようにプロットを立ててから作っているのだが、今日はそれをしていない。それで今の状態というわけだ。
あーあ。次はせめて、何を書くかぐらいはメモしておくか。
手書きの話
私は元々手書きが好きで、デジタルデータに作品をほとんど残していない。歌集を作るという段になってようやく、今まで詠んだ作品をリスト化したくらいだ。メモ帳やノート、懐紙に書いた短歌を全部打ち込むのはとんでもない時間が掛かった。
「じゃあ最初からデータ化しとけよ」という話なのだが、私の場合スマホやPCが無い場所で短歌を書いているので、帰るたびに一々詠んだものを転写するのが面倒臭くなるのだ。メモ書きの方が後から推敲しやすいし、その経過が後から分かるというのもあって、むしろデジタルにすると効率が悪くなる。
デジタルにすると界隈がよくやっている画像出力もできるので見栄えがよくなるのだが。とはいえ、そもそも気が向いた時にすぐ出せるのがネットに投稿する良さだと思っている。あれをやるほど一首一首に力があるわけでもないし。
という前置きをしたところで、今日の本題。普段手書きする時に使っているツールを出してみよう。去年からまた幾つか変更があったので、前の記事と見比べても面白いかも。
1.ノート、メモ帳、その他
MDノート ライト
外出時によく使っているノート。元々は普通サイズの方を使っていたんだけど、鞄を持って外出するのが億劫になったのでポケットに入るこちらにしてみた。手ぶらで散歩できるようになったので中々悪くない。書き心地も上質でコスパもいいので中々お勧め。
ニーモシネ 長型
鞄を持って出かける時に使うメモ帳。思考整理・書きつけて人に渡す用途とかも考えるとリング式で破り取りやすいこっちが便利なので使っている。こっちも滑らかな書き心地で非常に好み。
プライバシーノート
創作用のノート。元々ツバメノートを使っていたんだけど、より丈夫で保存ができるものを探した結果これに行きついた。方眼だと邪魔だけど無地だと行が揃わないという悩みを解決してくれるドット罫なのもポイントが高い。
ジウリス
今試してるルーズリーフ。元々マルマンのルーズリーフを使っていたので試しに乗り換えてみたけど、使い心地は上々。書き心地は勿論良いし、普通のルーズリーフに比べて厚みがあって、万年筆なんかのインクでも滲まない。コスパは......まぁこんなもんかな、という気がする。次回これを買うかは要検討。
これもちょっと気になってる。どうしようかね。
懐紙 雪月花
ちょっとお洒落な場所や、友達と出かける時に持っていくやつ。ハンカチやナプキン、熨斗の代用にもなるし、短歌を一首プレゼントするってなった時にも活躍する。なにより、こういうのがすっと出せたら風流でいいじゃないですか。
紙は大体こんな感じ。最近気になってるのはコクヨのペルパネプ。そのうち買うかも。
2.ペン
前回書いた記事(下記)とほぼ同じなので、新加入したものだけ紹介。
朽葉考のおすすめ文房具コーナー・その1 - 銀の木茶房の本棚
ブルーブラックのペン
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まとめて紹介。ブルーブラックが好みなので、それに絞って色々試している。なんともいえないノスタルジックで柔らかい感じがあって、カラーボールペンを使うときは大体これになる。
昔万年筆を使ってた時は色彩雫の月夜を使っていたし、多分今後も納得のいくブルーブラックが出るまで色々試すんだろうなぁ。
ペンは前回からこれくらいしか更新がなかった。まぁ半年で買い替える物でもないしこんなもんだろう。最近はPILOTのエラボーを買おうかな、と思ったりしている。どうせ乗り換えるなら一生使えるくらいの物にしたいし。
風と歩く
住んでいる街と旅先の街の風は、同じようでいつも違う。その街の匂いがするのだ。海の匂い、山の匂い、畑の匂い、車の匂い。その街の日常の匂いがする。そこに住んでいる人たちはその匂いが普通のものだと認識しているだろうけど、私にとってはとても新鮮に感じる。
秋の丘を吹き抜けていく風。冬の街中で頬に吹きつける風。春の青葉を揺らす風。夏の山で浴びる風。世界中で今日も風が吹いている。目には見えないし、特別なものではないけど、いつも私の傍には風があった。
「......今日も一人で短歌を書いている。誰もいない河川敷で、風に手帳を捲り上げられながら。夕暮れになりつつある中で木々が揺れて、私の不調を笑っているようだ。......」
四年前の手帳に書いてあった一節だ。一人で創作をするようになり、散歩しながら短歌を作るようになった頃、どうも私は孤独に飽きていたらしい。木に寄りかかってみたり、土手に寝転びながら世界中に感情を仮託できるものを探し求めていたんだろう。
それまではもっと近くの物を見ていた短歌が、少しずつ遠くを見るようになってきた。目の前の植物や街並みから、空や星、さらには見えない風や匂いへ。何か具体的な美というよりは、空間を丸ごと落とし込めるような構成を考えるようになったんだ。
世界は美しいものに溢れている。それに気付けないでいるだけで。
以前、私の短歌を「風」と形容してくれた人がいる。そういうふうに感じてくれる人がいたことは、なによりの前進なのだろう。これからも、誰かの世界に吹く風のような歌を書けるように精進していきたい。
短歌の話。
今日は普段どんなことを考えながら短歌を書いているかを言語化していきたいと思う。とはいっても、そんなに小難しいことを考えているわけじゃないのでご安心を。主に生活サイクルと創作活動の時間の使い方の話をしていくことになる。
私が作るのはご存じの通り短歌なのだが、そもそも短歌とひとくちにいっても、人それぞれで扱う題材は大きく異なる。対象の捉え方の違い、と言ってもいいだろう。○○詠とか、叙景、叙事、抒情歌と呼ばれるような分類がある。
私が普段やっているのは自然詠と呼ばれるもので、自分の主観から自然を捉えて描写する歌が多い。ちょっと昔は他にもいろいろやっていたのだが、その辺りの紆余曲折は一旦脇に置き、まずは普段の短歌を作る環境を説明していこう。
朝の散歩が私の日課だ。大体7-8時くらいに外に出て、近所の河川敷をぶらぶらしている。そこで木や花壇を見たり、川の音を聞きながらノートを開く。すぐにイメージが湧くときもあるし、何も思いつかなくて近所の人と雑談しているときもある。そんな感じで風を浴びて空をぼーーっと見ていると、時々良いフレーズが出てくるのだ。
あとは、家に帰ってそれを上手い事肉付けしていく。木や花に焦点を当てたものだったらより立体的に見えるような描写を加えてみたり、心情表現ならそれに合う風景を考える。その時見たもの、感じたことが新鮮なうちに作りたいので、私は「まず31字にまとめて、あとから構成を考え直す」という作り方が多い。
私の作品はよく言えば世界観が一貫していて、悪く取るならいつも似たようなものを書いているとも言える。同じ目線で同じ対象を見続けているから、当然といえば当然なのだが。
結局のところ、私の短歌は私の生活からしか生まれてこない。変わらないものを歌い、変わったこともまた歌う。いつも歩く道に絶えずシャッターを切り続けるようなもので、目に見えない変化を積み重ねて今に至るのだ。
それと同じで、世界観とか言葉選びは一朝一夕で変わるものじゃない。読書なり旅行なりで自分の世界を広げていく、気の長い道のりだ。だからこそ、普段目にしているものをより鮮明に描写し、普段感じているものをより明解に表す努力を弛まず続けていくのが肝心になるんだろう。
言葉にしていく中で取りこぼす余韻や余情を読み手が拾いあげられる、そんな空間を描くような歌をこれからも作っていこう、そう思う。
......改めて読み返すと全然言語化じゃないな、これ。まぁいいか。
踏みしめる雪の下にも蕾待つ遥かに青く清き光を 2/24
くちはこーの韻文備忘録・後編
前回からの続き。
大学に行ってからの話をする前に、文芸部について少し話す。
私の高校の文芸部では小説・詩・短歌・俳句・随筆などの部門があり、これに各部員が作品を投稿することで部誌を作っていた。
私は詩と短歌ばかり作っていたので大体詩を3-4篇、短歌を20首ほど投稿するのが毎回だったが、他の部員は大体小説を書いていたので紙幅のほとんどは小説が占める。まぁ、よっぽどの長い詩でもなければ小説より長くなるなんてことはないので、当然といえば当然なのだが。
とはいえ、高校時代は詩や短歌を書く部員もそこそこいたので部内でも交流の機会があった。そもそも外部に師匠二人もいたから、作品について人と話す機会はそれなりに持てていたのだ。
これが大学に出ると話が変わってくる。文芸部内で韻文をやっているのが自分一人だったので、作品を交流する時に浮く。師匠たちとも離れたのであんまり頻繁に連絡を取れるわけでもない。必然、私の創作はかなり閉じた環境に置かれることになった。
今は積極的に短歌をSNSに投稿するようにしている。当時の私には自分の作品をネットに出すという発想があまりなかったものだから、ノートに作品を貯めこんで眺めるという日々が続いていた。その間、コロナ禍を縫って熊野古道、遠野、八女、静岡とあちこちに足を運んでいたが、外に出ていけば出ていくほど、自分の創作世界の狭さに悩まされていたように感じるのだ。
作品は世に出て、人の目に触れて初めて作品として完成すると私は思っている。他人の解釈、他人の目線にさらされることで生まれる作品の角度というものがあるのだ。それは賞賛であれ批判であれ、作ったものが通る道だと思う。
去年の夏ごろから、私はBlueskyに短歌を投稿し始めた。恋愛や内向的なものは肌に合わないからタグ付けはせずに、個人的に。それは誰かに褒めてもらいたいというよりは、「自分はこういう活動をしています」というポートフォリオ的な側面が強い。
だけど、結果的には色んな人に褒めてもらったし、「あなたの作品が好きです」と言ってくれる人もいた。それをありがたく思いつつ、これからも短歌を作っていきたいなぁ、と思っている。
まずは歌集を作るところから頑張っていこう。待ってくれてる人もいることだし。